武水しぎの

武水しぎの

index

E

大家さんからみた仲介料のお話

2003年4月15日

賃貸住宅を契約するとき、不動産屋さんのお世話になりますと、だいたい1ヶ月分の仲介料を払います。
「今までは借主が全部負担していた」などと報道されたりしてますが、借主のみでなく、貸主も1ヶ月分を仲介業者に支払っています。

しかし近年、長年のこの慣習に激震が走りました。大手のエイブルさんが借主さんに対し、「仲介料半月分」を打ち出したのです。
宅建業法によると仲介手数料は「借主・貸主の合計が1ヶ月分」であるというのが言い分です。
それはその通りで、従来は借主さんが払うのが「仲介料」、われわれ貸主が払うのは「広告宣伝料」と言っていたのです。
他の不動産屋さんは追随組と様子見組に分かれました。

借主さんにとっては大きく変わってきた仲介料ですが、家主にとってはどうなんでしょう。
実はあんまり変わらないんですね。むしろ借り手市場を反映して高くなってきております。
エイブルさんの場合はたしかに「仲介料」は半分になりましたが、「データ加工費」「掲載料」などなど合計すると従来より高くなるパターンが多いです。
他の不動産屋さんの場合、普通は変わらず1ヶ月分です。

ところで仲介を依頼する場合、
1つの不動産屋さんだけに依頼し、貸主自身も直接契約できない「専属専任媒介」
1つの不動産屋さんだけに依頼するが、貸主が自分で借主を探し、直接契約できる「専任媒介」
全くの自由競争の「一般媒介」
に分かれます。
「専属専任媒介」、「専任媒介」は物件管理とセットになっていることも多く、不動産屋さんは非常に力をいれます。ちなみに契約が「専任媒介」でも、管理の都合をたてに貸主自身の直接契約を認めない不動産屋さんもあります。

近頃の借り手市場では、一般媒介の物件はなかなか不動産屋さんは力を入れてくれません。そこで家主側から力を入れてもらうために仲介料(広告料)を値上げすることもあります。
また逆に、不動産屋さんの側から「広告料○○円で」というお申し込みがあることも。細かいところでは消費税は内税か外税かの攻防が起こることもあります。せちがらい世の中でございます。

大家さんのよもやま話へ戻る
サイトトップへ戻る