武水しぎの

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大家さんから見た仲介業者分類学

2003年8月15日

賃貸物件にお客さんを入れてもらうのに、なにかとお世話になる不動産屋さん。ひとくちに不動産屋さんといってもいろいろあるのですが、その概観は別サイト(阿修羅秀麻呂さんの不動産営業マンのウソと本音)を見ていただくとして、ここでは賃貸業界にしぼってお話したいと思います。
初めに、各特徴は誇張して書いていることをお断りしておきます。

伝統的不動産屋さん

駅前に店を構えていますが、概して入り口は小さく、しかもガラス一面に物件情報が貼ってあります。不動産情報は、売買が6-8割、残りが賃貸です。売買も地元の小口取引が多く、地主である大家さんはなにかと相談に乗ってもらったりします。土地関係のトラブルの相談窓口みたいなかんじです。   借家を建築する際には、近隣問題での心強いアドバイザーですが、物件チラシをまいたりすることはまれです。一般に目に入る広告物は、物件につけられた看板と、窓に貼られた物件情報ぐらいです。   仲介に際しては、物件と大家さんの状態・人柄、そしてお客さんの状態・人柄を見て案内。ちょうど仲人のような存在です。そして結婚(入居)後も、なにかれと両方の相談に乗ってくれます。   店舗の雰囲気が暗く、敬遠するお客さんも多いですが、とてもいい情報が眠っていることも多いのがこのタイプです。 不動産管理も取り扱っていますが、これも大々的に宣伝することは少ないです。このタイプでも下の地域系のように賃貸専業部門を開設するところもあります。

フランチャイズ系不動産屋さん

エイブル、ミニミニ、アパマンショップなどの賃貸専業FCです。流通物件を主に取り扱い、なぜかみんな黒い背広を着ています(笑)。宣伝には非常に積極的で、TVCMも流れ、知名度が高いです。   店舗の間口は広く、明るい照明、さわやかな看板。まさに賃貸のコンビニといった態を示しています。情報誌の製作にも熱心です。   管理にも積極的で、管理物件を利用した全国展開商品などはフランチャイズの面目躍如といったところでしょう。 大家さんにとっては、自分の物件がお客さんの目に入りやすいという利点はありますが、逆に多くの物件に埋没しやすいのが難点です。また、フランチャイズゆえに、同じブランドでも店によるあたりはずれがあるのは否めません。また、同じ店だと思って安心していると、中身が入れ替わっていることも……。また店員や営業マンの入れ替わりが激しいのも特徴。ここで修行して下の地域系として開業、というパターンも多いようです。

地域密着賃貸専業不動産屋さん

上のFC系と同じく賃貸専業ですが、全国展開はせず地域に密着した不動産屋さんです。店舗の特徴はFC系に似ています。資金の都合でTVCMまでするところはまれですが、情報誌の発行には熱心です。   不動産管理に非常に熱心で、サブリースや家賃保証の取り扱いをしているところもあります。   地域のシェアをどれだけ取れるかで明暗が分かれ、つぶれていくところが多い一方で、FC系の攻勢をはねかえして地域NO1の座を守り抜くところもあります。   地域の賃貸情報を豊富に持っているので、大家さんにとっても頼りがいがあります。そのかわり一旦何かが崩れるとあっという間にエライことになることが。

メーカー系不動産屋さん

マンション、アパートを建てるメーカーが経営している業者さんです。建築後のアフターケアとして仲介・管理をともに行いますが、原則的にそのメーカーが建てた物件しか扱いません。大東建託、パナホーム、積和不動産などです。レオパレスもある意味ではここに入るかも。そのメーカーで物件を建てた大家さんには強い味方です。

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