武水しぎの

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植栽の話

2006年3月15日

賃貸住宅にはよく植栽があります。

ま、中には好きで植えていらっしゃる方ももちろんあるのですが、多くの賃貸住宅は設計時に、敷地面積に対して部屋数をできるだけ多く、というコンセプトで建てられます。
それならいっそ中途半端に植栽などしなくてもよさそうなものですが、ある一定規模以上になると建築確認申請を行うときに「植栽を入れなさい」「緑地をつくりなさい」という指導を受けるのであります。

また、まったく緑がないのも寂しいもので、楚々としたグリーンベルト、もしくはシンボルツリーが1本、というケースが多いようです。
大気汚染に強く(駐車場の横に植えても排気ガスに耐える)、安価なサツキ。シンボルツリーとしては花と紅葉の二度楽しめるアメリカハナミズキなどがよく使われます。

ところが結構、この植栽というヤツ。大家にとっては悩みのタネになります。

サツキやイヌマキなどの低木は、まぁたまに剪定してやる程度ですが、背の高くなるハナミズキ。
確かに花はきれいです。新緑も美しく、赤く色づいた葉の風情もよろしい。
ところが背が高くなるものですから……苦情がきます。
ハナミズキに限りませんが、毛虫や鳥のフンが風に飛ばされ廊下やベランダに。洗濯物につくことがあったりなんかすると一騒動。
きちんと消毒してやるのがいいのでしょうが、それはそれでまた薬剤が風にとばされ……。
中には「蚊が来る」とか苦情を言い出す困った人も。
木と建物が近いとこんな目に合うことがあります。

落ち葉の掃除も大変で、掃いても掃いても後から後から落ちてきたりなんかして……。
そこへ駐車場が足りなくなってきたりなんかすると、「えぇい、切っちまえ!」なんてことになりかねません。

しかし、植物を嫌うのも考えもの。アスファルトやコンクリのうちっ放しは味気なくていけません。ちょっとした場所があれば花や緑を楽しみたいですし、共用部分が美しくなると、不思議とポイ捨てゴミも減るものです。

私もそうですが、大家という人種は無精者が多く(本業が他にある人も多いし)、その割にはケチンボですから(笑)、植栽には悩むところです
。惜しまず手をかければ素晴らしいものになるのですから、園芸好きな方はぜひがんばってほしいポイントでございます。

うちの物件にも中途半端な花壇っぽい空き地がありまして、あまりに殺風景なので花を植えました。すると入居されてる方ともお話できるは、内見に来る方にも好評だわ、で、もっと早くやればよかったな、と。

園芸素人の上に無精者の私が植えているのは、当然、植えっぱなしで平気な、面倒を見なくていい植物です。といっても、多年草の多くは冬枯れ時期をきれいに保つのが面倒で、株分けも面倒くさい(←オイ(^_^;) のであまり植えてません。
と、いうわけでうちで植えてるものの紹介です。ちなみに場所は大阪の僻地。

夏はポーチュラカ。
安価なうえにかなりの日照にも耐え、毎日の水遣りもほとんど不要で元気よく10月ぐらいまで花が咲いてます。横に広がるので他の雑草が生えないのも嬉しい。
後ろにはコニファーを植えようと思いましたが、水遣りが面倒なので乾燥に強い木立性のローズマリーにしました。これで夏花壇は水遣り不要!
日陰にはハラン。昔は弁当屋や寿司屋が買い取りに来たそうですが、今はそんなことはないので増えに増えてます。これもほったらかし。

冬〜春にはオーソドックスにパンジーを植えてます。うちの地域は寒さが緩いので、これも放任で大丈夫ですが、横に広がらないので花いっぱいの花壇にしようとすると数がバカになりません。と、いうわけで何かいいものないか研究中です。

木を植えて差し支えないところはユリオプスデージーを。花の少ない冬から初夏にかけていっぱい黄色い花を咲かせます。これも手がかからなくていいです。……そんなんばっかりや(笑)。
たまに突然枯れて根を掘り起こすのに苦労しますが、基本的にはたまに肥料をやる程度の放任でOK。

雑草が生えて困るところにはシバザクラ。
……残念ながら働き者の管理人さんに雑草と間違われて抜かれてしまいました(ToT)。
曰く、「花が咲いてないからわかんなかった」
他の人に一部管理をお願いしているときには、よく伝えておかないとこういう目にあいます……。

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