大家さんの賃貸住宅お部屋選び
大家さんの立場からお部屋選びをご案内
静かな部屋がほしい!
立地が第一ですが、建物で言えば鉄筋コンクリートの物件を選びましょう。木造や鉄骨とは防音性が違います。
部屋の外側に共用廊下のある場合は、廊下の物音が気になる場合も。また外から中がうかがえるので、部屋の配置によっては使い方に困ることもあります。おすすめは階段室のある建物。
子どもが騒いでも大丈夫?
前項、「静かな部屋」と同様に、鉄筋コンクリートの物件がいいですね。床も防音性のいい床が発売されているので、そういうものだと理想ですが、なかなかそういった情報は入居希望者には伝わりにくいものです。フローリングは意外と音が響くもの。クッションフロアの床の方がいいでしょう。こういった設備、構造面のことは大家さんに聞いて見ましょう。
メゾネット、長屋は上下への音を気にしなくていいのが嬉しいところ。
築年数を気にしないなら、一戸建ての貸家を探してみるのも手です。
しかし何よりも大事なのは一に隣近所、二に大家さん、三には管理会社とのお付き合い=コミュニケーションです。人は城、人は石垣ってね。もっと詳しく騒音関係の記事を読みたいかたはコチラ。
築古物件のいいところ
家賃が安い(笑)。古くなると大修理もするので、オカネが必要な大家さんにはツライところですが、やっぱり安い。
でも、やっぱり入居していただかないと困るので、大家さんはがんばります。
間取りを替えるのは難しいので、とりあえず設備。エアコンはもちろん、シャンプードレッサーもいれましょう。配管に都合がつけば3点給湯だって。ウォッシュレットをいれる人もあれば、ユニットバスだって最近はセパレートに改造することもできます。お風呂が狭いバランス釜も撤去して、自動お湯はりか追炊き式の新しいのいれたりね。CATVやBS共同アンテナっていう手もあります。
建物の構造上できないこともありますし、フトコロ具合上できないこともやはりありますが、新築物件にひけをとらない設備を持つ物件も少なくありません。それで家賃は新築より安いからオトクですよ!(と、古い物件を持つオーヤさんは言うのであった)
関西限定のいいところですが、それこそ古い長屋などでは、タタミが本間のところがあります。普通「何畳」って書いてあるのは江戸間ですから、違いは大きい。だいたい本間6畳(10.92u)が江戸間7畳(10.78u)に相当します。モジュールが本間の部屋は広いでぇ!
未改装物件をねらえ!
未改装……。内見のとき、このままだったら、と思うとげっそりしますよね。でも、内装にこだわる人には、そしてかつヒマのある人にはもってこいかも知れません。
そう、内装を自分でやっちゃうんです。DIYでもいいし、業者に頼んでもいい。
大家さんに聞いてみましょう。「内装、自分でやっていいですか?」費用は入居者もちとなるでしょうが、予算にあわせて好きなことができます。
通常、改装費は大家にとって負担なもの。改装を自分でするから、ということで、礼金、敷金等の減額交渉もできるでしょう。(当サイト管理人だったらよろこんでOKです)
ペットを飼う人にもこの方法はいいかも知れませんね。なんたって内装は自分の所有ですから、ある程度の傷は平気です。
注意点としては、どこまでなら勝手に触っていいかということと、退去時の取り扱いです。
前者については、構造壁に手を加えるのは当然NGですが、大家さんによってOKの幅は違うので確認しながら進めましょう。通常の改装でいじる範囲ならOKが出るはずです。
退去時、内装を持って引っ越すのは無理ですので、放棄するか、大家さんに買い取ってもらうということになります。トラブル防止のためにきちんと償却期間などの話をしておいてください。買取希望の場合は証拠品(領収書、原状写真etc)も用意。管理人は大家なので放棄していただけると嬉しいですが(笑)
とーっても面倒くさそうだと思ったアナタ。大家さんは必ず業者を知っています。相談してみてください。
追記:部屋の中で西洋みたく靴の生活をしてみるにもオススメしますよ! ただし退去時の清算方法をあらかじめ大家さんと話し合っておきましょう。
ひそかなオススメ 分譲賃貸
分譲賃貸。一見妙な言葉ですね。これは賃貸に出されている分譲マンションをさします。
大家さんは大きく分けると、「分譲マンションを居住目的で買ったが転勤などの都合で賃貸に出した人」、「投資目的に初めから賃貸に出すため分譲マンションを購入した人」になります。また分譲していた業者が売れ残りを賃貸に出す場合もあります。
件数はあまり多くありませんが、いいですよ。
分譲マンションですから一般的に、同時期の建築ならば、賃貸マンションよりもグレードが高いです。内装・設備ともに充実し、高級感がありますね。物件によっては管理人常駐でセキュリティもしっかりしています。壁も厚くて防音性も高い。家賃は並〜やや高めの印象がありますね。
管理人の友人がひとり暮らしに2DKの分譲賃貸を選びました。築年数が古いのですが、新築のワンルームに入るよりも同じ家賃でゆったり暮らせる、と満足気です。
難点をあげるとすれば、設備などのリフォーム面でしょうか。経営規模が小さいことが多いので、混合栓の洗面台をシャンプードレッサーに、風呂釜の交換などの設備投資はやや遅れ勝ちなことでしょうか。また、分譲マンションの一室である、という性質上、契約上も通常の賃貸マンションよりも規制が厳しいものが多いです。
部屋探しの基本はやはり現地偵察
普通住む地域が決まってから、賃貸住宅を探される方がほとんどだと思いますが、皆さんどうやって探されますか?
某アンケートによると賃貸情報誌をまず読む、という方が多いようです。雑誌でめぼしをつけて不動産屋さんへGO!、というのが一般的なようです。
でも、ちょっと待って下さい。不動産屋さんへ行く前に、住む地域をちょっと歩いてみてください。
どこにどんな店があって、学校や病院、コンビニはどのあたりか。めぼしをつけた物件も見てみましょう。このとき近所の人に話を聞いてもいいですね。また他によさそうな物件があればチェックしておきましょう。大家さんがわかれば是非つかまえて情報をしいれましょう。場合によっては直接交渉もできます。
さて、偵察がすんでから不動産屋さんへ。不動産屋さんはその道のプロですから、いろいろな情報を持ってます。しかし、情報にふりまわされないためには、ぜひとも現地偵察をしてください。不動産屋さんの案内は車が多いですから、いざ入居して歩いてみた感覚とは違うこともあります。また、一度自分で歩くことでどういうところに住みたいかというイメージもわきやすいかと思いいます。かくれた優良物件もありますので、時間を作ってこれから住もうとする地域を歩いてみてください。
<地図サイト>
- Map Fan Web
- 住所検索が使いやすいので愛用中。
- its-mo Guide
- 住宅地図がベース。建物の形までわかるので重宝。
ゴミ置き場をチェック!!
不動産屋さんに物件を案内してもらうときどこを見ますか? お部屋の様子はよく見る人が多いですが、意外なチェックポイントをお教えしましょう。
そう、ゴミ置き場です。
ゴミの出し方のルールは自治体によってさまざまですが、物件まで回収車が来る場合、ゴミ置き場の使い勝手は生活にまともに影響します。
当日しか出せないのか? 前日夜からOKか? 分別や袋のルールを守ればいつ出してもよいのか?
さまざまなパターンが考えられます。
また、ゴミ置き場の清掃状況を見れば、管理の具合もわかります。毎日管理人が清掃しているところはさすがに少ないですが、週2回は来てほしいものです。
また、ゴミ置き場の清掃は入居者の当番制というところもあります。
賃貸写真館にゴミ置き場の特集も作りましたので、ご参照ください。
一般的に、ハイツにはゴミ置き場の枠のみがある開放的なゴミ置き場が多く、ゴミ出しの日を間違えると悲劇が起こります。
個数の多いマンションタイプは扉と壁のついたゴミ置き場が多くなります。管理の仕方はさまざまで、普段は施錠してゴミの日以外のゴミ出しを許さないところもあれば、外からゴミ置き場内が見えない構造にし分別さえきちんとすればいつでもゴミ出しができるところもあります。
メゾネットや長屋・文化住宅・一戸建てなどはゴミ置き場は通常ありません。
マンション・ハイツでも自治体がゴミの集積所を指定している場合や、至近にゴミ集積所がある場合は物件にゴミ置き場がないこともあります。
軒やひさしに目を向けてみよう
軒やひさし、といえば雨風や日光などを防ぐ大事な部分。
ベランダや窓のひさしはある程度大きいほうが、日光を防ぎます。窓が西向きの部屋では大きな違いになります。ひさしが大きいと雨にも強いですよ。また、窓庇といって、小さな窓にもきちんと庇の付いている物件もあります。
そして共用廊下の軒。意外と短い物件が多いんですよね。廊下の幅の半分しか軒がないものも見かけます。当然軒が短いと雨が廊下に降りかかってくるわけで。荷物を持って、傘を持って、部屋のカギを開けようとすると。
アア、コンチクショウ。雨がかかるじゃねぇか。
なんてことが起こります。そのせいかあとからトタンやアクリルで軒を延ばしている物件も見かけます。同じことは共用階段にもいえますね。
軒や庇は建物本体より外へ張り出しますので、部屋の面積を取るためか縮小傾向。建売分譲住宅でも、最近は軒やひさしの小さなものが多いです。
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